studygiftは、人の人生を狂わせるシステムかも知れない
『studygift 〜学費支援プラットフォーム〜』と言うものがある。
これは支援をすることの意味を考えされられるいい機会となった。
この企画の主旨は、
studygiftでは、今回の様な企画をプラットフォーム化し、学生の支援や優秀な若い世代のサポートをしていこうと思っています。
もし「学費が払えず退学寸前」「学生のうちに挑戦したい事がある」という方はLivertyチームとプロジェクトをやりましょう。
僕らはこれからも色んな人たちをサポートしていきたい。
Liverty代表 家入一真
と書いてある。
そして始めの試みとして坂口綾優さん(学費が払えず退学中)を支援しようという企画が動いています。
彼女は、『学費と生活費を奨学金とアルバイトだけでやりくりしながら大学に通っていました。(略)しかし現在、それまでの良い成績をキープできずに奨学金を打ち切られてしまい、学費が払えない状態になってしまいました。』ということで現在退学中のようです。
この企画は素晴らしいと思います。
何かに困っている人を支援する新たな仕組みとして、今後広がっていけばいいと思います。
ただ、問題点もいくつか挙げられます。
■支援を決めるための情報が少ない
例えば今回の彼女の場合、復学する理由が明記されてない。
経済的な理由で学問を諦めたくないというのは伝わってきますが、では大学で何をしたいのか。
そうした理由は書かれておらず、『ヨシナガさん・家入さんに興味を持っていただき、大学卒業のためにクラウド・ファンディングで学費を集めてみようというお話を頂きました。』となっている。
これでは『(何を学ぶかではなく)卒業ありき』『学費集めありき』となってしまうのではないだろうか。
そして具体的な目的が示されないまま、彼女の大きめな画像が数点表示され、イメージが先行するページとなっている。
最後には『私の選んだ挑戦』ということで『これまでの奨学金以外の方法で学費を集める挑戦を行えればと思っています。』と、お金集めが目的となっています。
■支援者への特典
特別スポンサー(企業可)は、『持ち物広告』と『御社PR活動』をしてもらえる。
プロスポース選手のように、持ち物にロゴが貼られるということと、日常生活やSNSで企業の宣伝をするというもの。
スポンサー契約で、企業PR活動をするというのは理解できる。
ただ、その特別スポンサーは、このシステムに対してスポンサードしているのではなく、今回の場合彼女にスポンサードしているということになる。
このシステムを支援するというのであれば企業の社会貢献活動という捉え方ができるが、大学に復学して学びたいという個人を支援するというのがイマイチ理解できない。
そして個人の支援者へは、『ニュースレターの配信』と『サポーター集会』がある。
ニュースレターはなんとなくイメージしやすいが、サポーター集会というのはリスクが有るように思う。
9月と3月の成績発表の時期に合わせてサポーター皆様の前で活動報告を行います。その他、予算がPCの購入や旅行などの臨時予算が発生した場合、私の活動に関する議決などを行います。株主様同士の交流もできる場にしたいと考えています。
とあるので、イメージとして私企業の株主総会をイメージしているのだと思う。
では、株主に発言権はあるのか?
成績が思うような結果ではなかった場合、どういう対応をするのか。
支援者としてアドバイスをしたい場合、その意見をどう組み上げるのか。
■まとめ
既存の奨学金制度以外の支援方法として、こういったシステムは評価できると思います。
支援するのは個人の自由なので、この程度の情報で支援する方もいると思います。
しかし現時点では私は支援できません。
「カネを出さない人間がとやかく言うな」と批判する人もいるでしょう。
ごもっともです。ただ逆に「カネを出したのだから言う権利がある」というような横暴な振る舞いの支援者がいるかも知れません。
サポーター集会でこうした人達の発言で傷つくのは学生です。
横暴まで行かなくても学生を支えたいという思いが強い人が集まるので、意見をまとめるのに苦労すると思います。
そうした細部が考えられていないので危険と感じるのです。
「お金は出す。あとは好きなようにやっていい」というのもひとつの方法だと思います。
むしろ私はそのほうが支援しやすいです。
結局のところ、そういうつもりはないのかもしれませんが、『こうやってたらお金って簡単に集められるんですよ』というのがにじみ出てしまっているように思います。
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