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2004.05.04

NNN ドキュメント'02 天国への応援歌 を観ました

以前、石原さとみ主演の『天国への応援歌 チアーズ ~チアリーディングに懸けた青春~』を観たと書きましたが、今回このドラマの元になったNNNドキュメント'02『天国への応援歌~めざせ、日本一のチアリーダー~』を偶然観ることができたので、その感想を書こうと思います。

私が観たのは2002年10月27日に放送されたもののようです。ググってみるとよみうりテレビでも2003年3月22日に放送されていたようですが、野球延長で40分遅れの放送だと冒頭にテロップが出ていたので10月27日のものでしょう。

ちなみに、
高校のチアリーディング部で2連覇をねらう箕面自由学園のドキュメンタリーです。去年と比べ技術もチームワークも未熟な部員が全国一を目指します。卒業間近の先輩部員の突然の事故死、アザだらけの練習、難易度の高い技への挑戦、出場メンバー同士の信頼、出場できなかった部員との絆。いろいろな想いが入り交じり、大会決勝へと進んでいきます。

で、感想です。
全体的に淡々としている印象を持ちました。
先輩の死に必要以上にウェイトをおいてしまい、『お涙ちょうだい系』になりがちですが、そうではありませんでした。
ただ、これといった対立や大きな葛藤といったものもなく、気がつくとラストシーンになってしまった感じです。
もう少し起伏があっても良かったと思いますが、そうなるとリアリティーがなくなってしまうのかもしれませんね。
淡々としたイメージを持ったのは、作品(番組)としてのテーマが強く出ていなかったからなのかもしれません。

もちろん、いろいろなエピソードがあり、十分楽しむことができました。
練習中バランスを崩し鼻血を出したり、チアリーディング部オリジナルの応援歌「CHEERS!」を3年生の送別会で歌ったり。。。

芝居をやっている自分としては、お客さんの前で魅せる演技を行うという意味で、チアリーディングに共感する部分が多くありました。ただ彼女たちの方が、若く、さわやかで、純粋ですね。
アザを作りながら、何度も何度も失敗し、お互いに信頼することで、技を完成させるというところは、観ていて力が入ります。また、出場メンバーから外れてしまった3年生が、「悔しさ」を「想い」に変え、ハードな練習後、密かに作りためていた千羽鶴を決勝前夜に手渡すシーンは、それぞれの想いが表現されていて良かったです。

ドラマと比べると、やはりドキュメンタリーだけあって、事実であるため説得力があります。
なかなかうまくまとまらない部員達を集めて顧問の先生は、「人は一人じゃ生きていけない。いろんな人に支えられているのを意識して、常に感謝の気持ちで、みんなでやっていると思わないといけない。それが生きているみんなの仕事だと思う」という言葉を伝えます。
先輩の死を乗り越えるというストーリーではなく、絆をキーワードにした作品ですね。もちろん『絆』には、事故死した先輩との絆も含まれます。その先輩以外にも、その母親、出場メンバー、メンバーからもれた3年生、その1,2年生の部員、顧問の先生、部の伝統、それぞれがしっかりと結びついていると感じることができました。

昔から比べるとチアリーディングの技術が進歩していますね。昔の印象だとこんなにハードではなかったのですが・・・。今回、彼女たちの演技を観てレベルが高くなったんだなぁと感じました。層も厚くなっているでしょうしね。NFLのチアリーディングチームで日本人が活躍しているのも理解できますね。

ちなみに、この作品はいくつかの賞を受賞しているようです。

放送と女性ネットワーク賞 第3回最優秀賞
NNNドキュメント'02年間奨励賞

【参考サイト】
■NNNドキュメント(今回の作品)
http://www.ntv.co.jp/document/
■ドラマ(このドキュメントを元にしたドラマ)
感動ドラマスペシャル 天国への応援歌 チアーズ ~チアリーディングに懸けた青春~

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