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2004.09.25

ウォーターボーイズ2終了

TVサントラ 他 - WATER BOYS 2 オリジナル・サウンドトラック 21日にウォーターボーイズ2(WB2)が最終回を迎えました。
 そこで、今回は最終回を観た感想とウォーターボーイズ2全体の感想を書いていこうと思います。

■最終回の感想

 一言で表現すると「難しい」です。

 最終回が2時間(実質1時間半ぐらい)ということで、やれることはいくつもあったと思うのですが、ちょっと詰め込みすぎの印象です。それぞれのエピソードを自分なりに消化すれば納得できるシーンが多いのですが、『気楽に観れるWB2』ではないです。内容がちょっと難しかったです。
 例えば、梢ちゃんと泳吉との結末、夏子先生の変化、泳吉と父親との関係。このあたりがわかりやすくなるともっといい作品になったんではないでしょうか。
 もう少し観たいシーンもありました。栞ちゃんの曲です。もっとじっくり聞きたかったです。このシーン、受け取り方によってはかなり重要なシーンなんですが、あっさりと終わってしまいました。この曲を楽しみにしていただけに残念です。もう少し効果的な使い方もあったと思うのですが。

 また、先週の吹奏楽部の発表会あたりから撮影が雑になったような印象があります。とりあえず撮るだけ撮って、編集で何とかすればいいといったようなシーンがいくつか見られました。
 内容が難しいということと関連ありますが、カメラアングルや出演者の向きが違うだけでもう少し改善されたと思います。

 そして、シンクロ公演がドキュメンタリーになってしまった点が一番残念です。演技の問題ではなく演出の問題です。
 『芝居(ドラマ)はあくまでもウソ(作り物)であるべき。芝居の中のリアリティにこだわる』という持論なんですが、最終回はそれから外れてしまいました。
 芝居はウソだからこそドキュメンタリーにない楽しさがあったり、自由があったりします。ドキュメンタリー以上の事をするから芝居はすばらしいんです。ドキュメンタリーがやりたければドキュメンタリーをやればいいんです。
 シンクロ公演のシーンでは、その場にいた観客に見せた発表そのままに近い状態だったり、5段やぐらの本当の失敗をシーンとして使っていました。またカメラアングルの関係もあり、きれいなジャンプもフレームから見切れる感じだったりしていました。
 臨場感を出そうという演出なのかもしれませんが、ドラマをドラマとして見せて欲しかったです。「一発でこんなにきれいな演技は絶対にできない。ウソだぁ」とツッコミを入れるぐらい完璧な演技(失敗もウソの中で)の方が、ドラマティックでいいのですが。

 最終回全体のバランスでいうと、もう少しシンクロ公演の時間が短くても良かったかもしれませんね。
 先ほど言った、その場にいた観客に見せた発表そのまま状態です。大胆に編集をしても良かったと思います。また、せっかくなら早乙女先生にはしっかり魅せて欲しかったです。あと夏子先生にも。ここら辺はドラマなんだから、しっかり時間をとっても良かったんではないでしょうか。それがドラマとしてのリアリティだと思います。

 ちなみにシンクロ公演の演技自体の評価は、マスゲーム・陸ダンスはもうちょっと頑張って欲しかった、ジャンプは良かった(きれいなジャンプするボーイズがいます)、5段やぐらも良かったです。

 ・・・良くないことばかり書いてもつまらないので、良かった点も。

 まずは、海岸でのボーイズ5人と栞,梢,加代の8人のシーン。セリフの一つ一つが相手を思いやる言葉で、その思いが痛いほど伝わってきます。何気ない言葉なんですが、言葉の裏にある暖かさが伝わってきます。
 次に文化祭前夜の泳吉と洋介のシーン。シンクロ公演がおわったあとの事を考えると不安になる泳吉と、前向きな発言をする洋介。こういう不安ってあるんだよなぁ~と共感した部分です。
 そして、ラストシーン。泳吉のシャツが表裏反対なことを指摘する栞ちゃん。このフツーなんだけど微妙な会話がWB2の空気感を見事に表現しています。

■ウォーターボーイズ2全体の感想

 文章が長くなってしまったので短めに。

 一言でいえば「面白かった」です。

 どうしても映画版や前作と比べてしまいますが、今までとは違う楽しみがありました。
 なんといっても一番は、ヒロインが自転車を必死でこいでいるところです。この必死さがヒロインを飾り物でも、恋愛感情の対象でもないものにしています。もちろん恋愛感情はありますが、それほど重要なものではありません。実はこの必死さがWB2の一番の特徴を表していると思います。
 WB2は、みんな同じ仲間だということ。泳吉という救世主が現れ、全体がひとつになり、そして救世主は去っていく。その過程の中で、はじめは距離を置いていた周囲の人間(対立はしているが、決して敵対はしていない)がどんどんと一つの和になっていく、そんなダイナミックな話だったと思います。

 映画版や前作と比べ違和感を感じている方の多くが、このあたりの人間関係の図式がうまく描けないからだと思います。シンクロ公演のために仲間(ボーイズ)を集め、自分たちで何とかしていくのが今までの作品。それとは違いボーイズとか関係なくどんどんと周りを吸収していくのが今回の作品です。だからボーイズではない早乙女先生は最初から協力的だし、粕谷コーチや吹奏楽部がどんどん仲間になっていくんです。

 いくつもいいシーンがありますが、水泳競技会後の早乙女先生のシンクロシーンは特によかったですね。このドラマのきっかけですし、シンクロの美しさがストレートに出ていたと思います。だからこそソロでたっぷり観たかったですね。

 出演者では、岩田巌男役の小池徹平君が良かったですね。役柄的にもオイシイ役でしたが器用にこなしていました。
  また、山口紗弥加さんも良かったです。朝ドラ「わかば」の記事でも書きましたが今後に注目の女優さんです。

 ちなみに10月4日にウォーターボーイズ2のスペシャルドキュメントが放送予定だそうです。おそらく本編のダイジェストと、舞台裏のドキュメントになると思います。・・・ここでドキュメントをやるんだから本編にドキュメンタリー性は必要ないと思うんですがね。
 洋介君の家のベーカリーショップが佐野君のスーパーに出店といったようなアナザーストーリーでもあれば別なんですが。

■関連ウェブ

▼小池徹平
「ウォーターボーイズ2」の小池徹平、意欲を語る(SANSPO.COM)

▼山口紗弥加
今週の注目!(タレメ.net)
Wikipedia - 山口紗弥加(Wikipedia)

■関連情報

<メイキングブック>
ウォーターボーイズ2・メイキングブック MAKING OF WATER BOYS 2
ウォーターボーイズ2・メイキングブック MAKING OF WATER BOYS 2
価格:¥ 1,575(定価:¥ 1,575)
単行本
出版社: ワニブックス ; ISBN: 4847015630 ; (2004/08/26)

<オリジナル・サウンドトラック-CD>
TVサントラ 他 - WATER BOYS 2 オリジナル・サウンドトラック
WATER BOYS 2 オリジナル・サウンドトラック

<エンディングテーマ>
福山雅治 他 - fukuyama presents 虹~もうひとつの夏~(夏季限定盤)
fukuyama presents 虹~もうひとつの夏~(夏季限定盤)

<DVD>
タイトル:ウォーターボーイズ 2 ('04放送 / 出演 市原隼人)
媒体:DVD
発送可能時期:未定

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