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2004.11.10

シナリオへの道 を読んだ

ふとシナリオの作成技術に関する本を読みたくなってしまいました。

そこで手に取ったのが今回の本です。
この本は、シナリオライターの石森史郎さんが書いた本で、もともとは、雑誌『ドラマ』の連載として書かれたものです。
当初5回連載で勝手気ままにシナリオについて自身の意見を書くというスタンスだったのが、評判がよいということで50回連載という長期連載になったものだそうです。
本書のあとがきでは、最初から50回連載と決まっていれば順序立ててシナリオについて解説ができたが、そうではなかったのでまとまりに欠けていると、ご自身が言っております。

構成は大きく分けて3部構成になっており、1部がシナリオを書くための心構えや筆者の体験・経験談、2部が筆者の実際のシナリオを3作、3部が具体的なシナリオ作成術となっています。

繰り返し文中で語られているのは、「シナリオの書き方にきまりはない」ということ。つまり人によって、それぞれの書き方があるので、誰か有名な脚本家の描き方をマネしたところでいい作品にはならない、ということ。ストーリーの構成も、「起承転結」でも「序破急」でもいい、それはその人の書きやすいほうで良いと。
きちんと構成された50回連載のシナリオ作成術ではないことと相まって、「シナリオの書き方にきまりはない」という言葉に説得力があります。

また、無駄な説明口調のセリフを省き、効果的なセリフを言わせるかということを作者自身の作品を例に出し解説します。本に収められているシナリオ3作はそれぞれタイプの違った作品なので、さまざまなタッチを知ることができ大変参考になります。

作者の語りはストレートで辛口です。そしてシナリオについて熱心に話をしてくれます。シナリオのお勉強をしましょうという教本的で優等生的ではないところが読んでいて気持ちが良いです。

そして何よりも一番すばらしいと感じたのが、「他人の書いたシナリオの悪口をいわない」ということ。大の大人(プロ)が集まって完成させた作品に対して、批評家気取りであれこれ言う前に、まず自分で作品を書きなさいというメッセージが伝わってきました。

ちなみに、「石森 史郎」さんの読み仮名は、「いしもり ふみお」さんです。
(2004/10/29読了)

シナリオへの道
石森 史郎
価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890)
単行本
出版社: 映人社 ; ISBN: 4871002101 ; (1985/06)

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