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2004.12.01

World AIDS Day:今日は世界エイズデー

レッドリボンフレディの命日の1週間後、12月1日は世界エイズデー(World AIDS Day)です。
世界エイズデーは、世界保健機関(WHO)によって1988(昭和63)年に、エイズ問題への人々の意識を高めることを目的として制定されました。

■レッドリボン

この記事の画像『レッドリボン』は、エイズに対する理解と支援の象徴です。

『レッドリボン』については、エイズ予防情報ネットの「レッドリボンとは?」で説明されていますが、元々はヨーロッパの風習で病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すためのものだったそうです。
それがエイズのために使われ始めたのは1980年代の終わり頃。エイズで死んでいくアーティスト達が増え、そうした人たちへの追悼の意味と、エイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すために『レッドリボン』をシンボルとした運動が始まったそうです。
フレディ・マーキュリーが亡くなったのも1991年ですから、ちょうど同じ頃ですよね。

■世界エイズデーの活動

日本でも様々な活動が行われており、Act Against AIDS(エイズ啓蒙活動)などが有名です。今年も『AAAコンサート2004』と題して多くのアーティストが参加するイベントが開催されます。

とはいえ、以前と比べ世間一般的にはそれほど関心がないように思います。
AAAや、飯島愛さんの活動が目立っていますが、それ以外でエイズに関して何か活動を知っているかというと、どうなんでしょう。

東京都では、世界エイズデーを中心とした1ヶ月(11月16日~12月15日)を「東京都エイズ予防月間」としてシンポジウムやキャンペーンなどを展開しています。
そういえば先日(この記事を書いているのは11月23日)、東京メトロの構内でキャンペーンポスターを目にしました。朝のラッシュの時間でしたが、あまり気にとめる人はいないように感じました。

■キャンペーンテーマ

2004年度の世界エイズデー・キャンペーンテーマは『“HIV”と“エイズ”の違い、知っていますか?』です。そしてUNAIDS(国連合同エイズ計画)による2004年の世界エイズデーキャンペーンテーマは「Women, Girls, HIV and AIDS」です。

『“HIV”と“エイズ”の違い、知っていますか?』ということなので、知らない方は是非調べてみてください。Google検索でも簡単に見つけることができます。
ついでと言っては何ですが、「レッドリボン」が出てきましたので、「ピンクリボン」についても調べてみてください。こちらもある活動のシンボルとなっています。

と、まぁここまで書きましたが、自分自身人一倍関心があるかといえば、そんなことはないです。何か具体的に目立った活動をしているかといえば、そんなこともありません。
ただ、無知であったり無関心であることは良くないことだなぁと思っています。
引き合いに出すのは問題がありますが、いわゆる狂牛病やSARS、鳥インフルエンザなどの関心度とは差があると思います。

■ドラマでは

そういえば、エイズやHIVを取り上げるドラマも少なくなりましたね。

エイズを取り上げたドラマとして有名なところでは、金城武さんと深田恭子さんが出演した「神様、もう少しだけ」がありますね。確か金城さんが日本の連続テレビドラマ初出演で評判になった記憶があります。
ほかには、『ビバヒル』。ビバヒルは、エイズ以外にもドラッグだったり、銃問題、レイプ、動物愛護など、さまざまな問題を取り上げていました。

その中で一番印象が残っているのが中学生日記です。1993年2月7日に放送された『エイズ授業』というタイトルのものです。たまたま中学生日記を観るというのも変な話ですが、偶然テレビでやっていたのを観ました。

この回のドラマでは、エイズやHIVの正しい知識に関する授業が行います。

その中である一枚の写真を生徒達に見せます。
その写真は、母子感染でHIV感染した赤ちゃんを看護婦が医療用の手袋をして抱いている写真です。
「なぜ、手袋をしているか?」という問いに、生徒からは「看護婦もエイズにかかりたくないから」「怖いから」などという答えが出ます。
先生は、「HIVに感染すると免疫力が落ちる。だから、赤ちゃんがいろいろな菌に感染しないように手袋をしている」と説明します。
その説明にまだ納得しない生徒達。
先生は、「別に赤ちゃんを怖がっているわけではないんです。その証拠に・・・」といってもう一枚、赤ちゃんを抱き上げてキスしている写真を見せます。

・・・確か、こんな内容だったと思います。

■関連サイト

▼Act Against AIDS
AAAホームページへ
Act Against AIDSホームページ
AAAコンサート2004

▼国内
MTV Japan.com - World AIDS Day
エイズ予防情報センター(API-Net)
 レッドリボンとは
 平成16年度「世界エイズデー」ポスターコンクール審査結果
東京都感染症情報センター
 エイズニューズレター
AAAホームページへ
2004年度東京都エイズ予防月間ポスター
※タイトルが2003年度となっていますが、2004年度のポスターです、たぶん。PDF版(660KB)はこちら
<東京都中小企業団体中央会>
 「東京都エイズ予防月間」のお知らせ
<東京都福祉保健局>
 平成16年度東京都エイズ予防月間(トピックス)
 エイズについて

▼海外
WHO(World Health Organization)
UNAIDS

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こういう世界共通の社会問題はひとりひとりが自立した市民として、自分の頭で考えていかないと、いつまでたても良い方向にはむかわないですよね。「企業人」「日本人」とか... [続きを読む]

受信: 2004.12.01 15:31

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