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2011.12.13

今年の漢字は「絆」

毎年、日本漢字能力検定協会が発表している「今年の漢字」に「絆」が決定しました。

震災以降、テレビ各局の番組、様々な支援プロジェクト、そして自民党のポスターなどに「絆」という言葉が使われました。

ただ個人的に「絆」という言葉がしっくりきません。

あまりにも日常に氾濫していたので聞き飽きてしまったのかもしれません。

天邪鬼な性格だからかもしれません。

「絆」の押し売りに嫌気がさしているのかもしれません。


「絆」という言葉は、今使われている意味合いよりも、もう少し重いはずです。

今回の使われ方を例えるなら、「カリスマなのに店員」みたいなことです。

今回の震災で家族を失った方、被災して離れ離れに暮らしている方。そういった人たちが使うのならわかります。

ただ昨日のニュースを見ていても、「都内で帰宅難民になって色々な人に助けてもらって絆を感じた」とかインタビューで答えている人がいましたが、そんなに簡単に絆を感じるのでしょうか。

もちろん感謝や恩義、親切心や暖かさを感じるとは思います。

でも、9ヶ月が経ち直接的な被災地で無い所では震災が風化してきているなか、絆と言えるほど強固な結びつきが存在しているのでしょうか。

被災者に配慮して「災」や「震」といった震災を連想させる言葉を排除したのかもしれません。

ただ「絆」という美談を連想させる言葉で済ませてしまい、現実を遠くに追いやってしまうのではないでしょうか。

言霊という言葉もあります。

もっと慎重に漢字選んでいただきたかったと思います。

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