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2012.07.17

大津のいじめ問題 - 元担任教師といじめ主犯格の一人の少年の母親について

説明の必要もないくらい話題となっている2011年11月に起きた滋賀県大津市の市立中学校2年生が自殺した問題。

今回の問題は様々な角度から語る必要があると思いますが、今回は、担当教師といじめの主犯格の一人と言われている少年の母親について。

■元担任教師の行動

13日発売の「フライデー」(7月27日号)によると、男子生徒の担任教師だった男性を突撃取材し、いじめの対応について質問したところ、『「何も聞こえない」とばかりに「んふぅふぅ~」と、鼻歌を歌い始めた』とのこと。

また、『そして車に乗り込む際に一言だけ、「敷地内に入らないでくださいね~」と記者に向かって言うと、車は走り去ってしまった』という。

■いじめの主犯格の一人と言われている少年の母親

週刊FLASH(7月31日号)によると、いじめの主犯格の一人と言われている少年の母親が、昨年秋に開かれた緊急保護者会の前に校門前で『うちの子が悪いというのは責任転嫁です』と言った主旨のビラを配ったとの話があり、その母親に直撃取材をしたところ、『「今は裁判中なので、裁判の中で明らかにしていきますので。すみませーん」と挑みかかるような口調で答えた』とのこと。

また、家宅捜査後の臨時保護者会の日だったので、「今日、保護者会がありますが、行かないのですか?」との問いに「もう、私たちはあの学校と関係ないんでね」と答えたとのこと。

■両者に共通する違和感

いずれも昔で言う写真週刊誌の記事ということで、誇張して書いてある可能性があります。

ただいずれの記事からも、少なくとも『他人ごとである』という印象を感じ取ることができます。

元担任や少年に責任が無かったとしても、担当した生徒や、顔見知りだった少年が、自然死ではない形で亡くなっているのだから、少しは神妙な態度にならないものだろうか。

これらの記事のどこをどう読んでも、哀悼の意を読み取ることができません。

そしてそういった気持を表すことができない態度が全く理解できません。

自分が加害者であるという事実を受け入れることが出来ない(受け入れたくない)からこういう反応になってしまうのでしょうか。

加害者側でなければ、自然とそういう気持ちになると思うのですが…。

■この先どうなっていくのか

亡くなってしまった少年が生き返ることは、残念ながらありません。

加害者側(いじめたとされる少年、担任教師、学校、教育委員会など)が謝れば済むということでもありません。

市や加害者側と和解すれば済むということでもありません。

いじめたとされる少年たちの個人情報をネット上に晒すことが良いことなのかはわかりません。

このままでは、マスコミもネットも冷静になることはないでしょう。

そうなると、在校生は充実した学校生活がおくれなくなります。

市や加害者側がどのような落とし所(着地点)を考えているのでしょうか。

これ以上不幸なことが起きることを望みません。

関係者が考えている以上に、この問題は大きな問題です。

関係者の皆さんには、すこしでも早く誠意ある態度で解決をしていただきたいと思います。

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