『日本に海外輸出できるエンターテイメントはあるのか?』と、電車内のトレインチャンネルを見て思いました。
広告は劇団四季のもの。
個人的に、劇団四季のミュージカルはクオリティが高くないと思っており、好きではないので海外に誇れるものではない。ストレートプレイは生で観たことがないのですが、以前映像で観た限り悪くなさそう。
それと朝のニュースで次のような記事を紹介していました。
■AKB48旋風、アジアでも交流カフェ ブレーク - MSN産経フォト
人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーらと交流できる海外初のカフェがこの夏、シンガポールに開店した。専用劇場も併設し、日本ではチケットが入手困難な定期公演も見られるため、アジア全域からファンが殺到。韓国などに押されがちな文化コンテンツ輸出の〝起爆剤〟にと日本企業も熱い視線を注ぐ。 「とにかく身近な雰囲気がいい。日本では高倍率で公演のチケットも買えないけど、ここでは握手だってできる!」 名古屋が拠点の妹ユニット「SKE48」の交流会。登場を待つ会社員、クオンさん(28)は興奮気味だ。ネットで公演の映像を見て以来の大ファンで、香港から約5万円の旅費をかけてきた。台湾やマレーシアからのファンもいる。 「会いに行けるアイドル」のコンセプトで人気のAKB48。姉妹ユニットを含めると100人以上のアイドル集団は、シンガポールに拠点ができたことでアジアでも急速に知名度を高めている。(共同)
これも同じく、AKBは文化でも何でもなく、ただの集金システム(ビジネスモデル)でしかないので、海外に文化として輸出なんて恥ずかしいです。
韓国の文化コンテンツ輸出に勝るとも劣らないヒドイものだと感じます。
日本企業や政府も熱い視線をAKBに送っているようですが、日本の文化が廃退するだけなので止めていただきたい。
エンターテイメント産業が世界的なものかどうかの基準となるのが、外国人観光客がお金を払ってみたいと思うかどうか。
秋葉原のAKB劇場に外国人観光客が足を運ぶかどうか。
個人的には、ブロードウェイの作品はお金を出して見る価値が有るものが多いと感じますし、タイのオカマショーなども面白かったです。
そういう意味では、六本木の花魁ショーは外国人観光客に人気があるようですが…
例えば、歌舞伎や宝塚は輸出に耐えられるコンテンツだと思います。
日本の場合、商業ベースのものがなかなか成功していません。成功したと言われれいるものは、文化の要素が薄まってしまい商業過ぎます。
劇団四季やAKBもその部類に入ると思います。決して本物にはなれない、いつまでたっても偽物でしかない。
商業ベースが成功しないのは日本の国民性なのかもしれません。
商業ベースの作品が、日本の文化的側面を支える未来を考える時なのかも知れません。
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